屋根材の種類について

北海道の住宅の屋根材について
北海道の住宅の屋根材について

屋根材には寿命があることをご存知ですか?

普段は屋根などあまり見ないかもしれませんが、来る日も来る日も大切なご家族を雨や風から守り、時には台風や大雪にも耐えてくれています。力強く思われますが、その屋根にもいつかは寿命がきます。

屋根の寿命を延ばす方法としては塗装防水のメンテナンスがあります。

通常の塗装メンテナンスに関しては防水性能アップではありません!
サビ防止効果、美観、滑雪性能回復の効果があります。
防水メンテナンス&板金補修は、防水性能の回復や板金の延命効果があります。

[メンテナンスの基準]①

札幌市内に多いスノーダクトの屋根は、毎年春と秋に2回、樋(とい)、スノーレーンの掃除をするのがお勧めです。
スノーダクト屋根の寿命は5年毎に防水メンテナンスをしておけば、かなり長持ちします。最大25年位で一般的には20年目位からトラブルが出てきます。

排水ダクト部分がゴミで詰まるとプール状態となり、雨漏りの原因に・・・

[メンテナンスの基準]②

三角屋根で雪を落とすタイプの屋根のメンテナンス時期は、8年目位からのスタートになります。
間隔は約8年毎(勾配の緩い屋根と複雑な屋根の形状は除く)で防水メンテナンスをしましょう。

防水メンテナンス時には、塗装もしておくと滑雪と美観が良くなりますのでオススメします。

北海道札幌市で使用している主な屋根材について解説いたします。

蟻掛葺き455

古くから使用されている、もっとも一般的な屋根材。
安値ではあるものの防水性は高くなく、雪がたまりやすく一気に落ちる、すが漏れなどが起き易い傾向にある。

 

フラットルーフ

勾配のゆるい片流れ屋根に使える屋根材。
ハゼが高く(24ミリ)通し吊り子な為、水の溜まる場所でも使える非常に防水性の高い屋根材である。
価格も高く、ハゼ高と通し吊り子が邪魔をして端部(軒先、立ち上げ等)の処理が難しい。

平成ルーフ

蟻掛葺きとフラットルーフの欠点を補いつつ長所を生かした屋根材。
陸屋根でも防水性能が高く、すが漏れの心配はない。
端部の加工性も良好で価格も中級クラス。

プルーフ

21世紀の新しい防水屋根といわれる画期的な金属防水システム。
皮膜のかかった特殊鋼板の繋ぎ目を特殊なテープで熱融着で一体化し、抜群の防水性を実現。
また特殊鋼板は耐候性、耐水性に優れ、北海道の厳しい機構条件に十分な耐性を見せる。
更には高い耐食性、耐薬品性を有し、雨音等の騒音低減効果が期待できる。

横葺き230幅

現在、勾配屋根やパラペットの部分に使われております。
三角屋根に多く使い、雪がサラサラと落ちます。しかし、敷地の狭い所での勾配屋根には雪止めを付ける必要があります。一般的に横葺には230巾と180巾があります。新築10年保証製品です。

 

日米式210s

雪止め機能が一体となった構造の屋根材。
一見、横葺き形状に見えるが実は雪止め効果が抜群に高く氷柱が出来にくい。
新築10年保証保証製品で、狭い敷地でも勾配屋根ができる利点がある。

スノーストッパールーフ

雪止め機能が一体となった構造の屋根材。抜群の雪止め効果を誇る、勾配屋根でも雪が落ちない屋根材である。
しかし、漏水や大きい氷柱、一箇所に集中する雨だれなど問題点も多く見られる。

SHINTOかわらS

超軽量の高機能な屋根材。雪止め金具無しで高い落雪防止効果を実現。高い強度と耐久性を持ち、更には30年間の材料品質保証(耐腐食保証)や10年間の表面コート保証・工事保証・防水保証と充実の安心保証がついている。

 

雪止金具(屋根用器具)

基本は屋根から落ちる雪を止める為の金具で横葺き屋根、縦葺き屋根等に合った形状の物が多種ある。
横葺用:亜鉛鋼板のボルト2本締めが一般的、カラーもある。
縦葺き用:亜鉛鋼板のワンタッチとボルト2本締めタイプが一般的、ボルト締めタイプはカラーもある。錆びない樹脂製の雪止め金具もあります。

簡易ダクト工法(屋根用器具)

簡易ダクト工法(屋根用器具)落雪屋根の軒先に三角のストッパーを取り付けて雪を完全に止める工法。
軒先にヒーターを多数入れて融雪、排水する仕組み。
落雪や雨だれを完全にストップするが、見映えが悪くヒーターの電気代が掛かるのが難点。

 

雨漏りですか?それとも、すが漏り?

このページを詳しくご覧になっている方、もしかすると既に屋根にトラブルを抱えてらっしゃいますか?
北海道の冬は、屋根にとってはいつも過酷な状況で、いつトラブルが起きても不思議ではありません。
外壁なら車が突っ込んで来るような「何か」が無ければ、突然トラブルに見舞われるような事も無さそうですけど・・・
屋根は、新築だからと安心してはいられません!

定期的に屋根をチェック!

屋根をチェックと言われてもねぇ。札幌市内によくある屋根の形のスノーダクトなんて、下からじゃぁほとんどなんも見えないですよね。かと言って頻繁に屋根に登るっていうのも難しい。おっこちたら怪我じゃ済まない場合だってありますからね。
でも大事な家を守る為には、屋根の状態チェックが非常に重要です。

最低でも春と秋の年に二回は、必ずチェックして下さい!

特にシーリングの状態です、あとは塗装の状態、凹みも要チェックです。ダクトは落ち葉とかゴミで詰まったりしますから、きちんと掃除して下さいね!もしも詰まってしまうと水が流れずに屋根がプールにみたいに・・・

三角(勾配)屋根なら軒に注意!

形状にもよりますが、軒に荷重がかかりやい、勾配屋根は注意が必要です。
場合によっては均等に荷重がかかるような施工をする場合もあります。

屋根の雪下ろしには注意!

屋根材は「見た目通り」そんなに頑丈なものではありません。スコップみたいなものでガリっとやれば一発で屋根に穴が空きます。
傷が付けば錆びますし、錆びると穴もあきます。屋根の場合、「ちょっとくらいの穴なら」って訳にはいきません。必ず後で泣く事になりますので、ホントにご注意ください!自宅の屋根から落ちてニュースになったりもしますが・・・最近の住宅は積雪荷重を計算して家づくりをしていますので、そもそも雪下ろしの必要ありません。

家の寿命は屋根で決まる!

家を長持ちさせる為には、何はなくとも「屋根」です。
ちょっと乱暴ですが「屋根」さえしっかりメンテしてあげとけば、家はもっと長持ちするはずです。

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